内部リンクはクロール最適化・SEO対策にとって最重要

クローラーがサイト内をくまなくクロールすることは、自サイトの情報を正確にインデックスしてもらうために重要だ。なぜなら、検索エンジン(Google)はデータベースに蓄積(インデックス)された情報を元に、ランキングしているからだ。

では、どうすればサイト内をくまなくクロールしてもらうことができるのだろうか?

それは、内部リンクだ。クローラーはサイト内のリンクを辿って巡回していくということだ。SEO対策として内部リンクの最適化は欠かすことができない施策になる。

SEO対策に重要な内部リンク

SEO対策の中でも、内部リンクは非常に重要になる。その反面、難しいのも確かだ。よく理解していないと混乱してしまうし、失敗してから修正することも困難を極める。コンテンツのボリュームが多くなれば尚更だ。

そこで、まず内部リンクの知識を整理しておこう。

内部リンクの目的

内部リンクとは、サイト内のコンテンツどうしをリンクさせることだ。トップページから下層ページまで3〜4クリックでたどり着けることが理想と言われている。

逆に、トップページからたどり着けない(リンクのない)ページを作らないようにすることが大切だ。

具体的には、グローバルナビゲーション、ヘッダー、フッター、サイドメニュー(ウィジェット)、もちろん本文中のリンクも含まれる。

この内部リンクによるSEO対策の目的としては、

  • サイト内をくまなくクロールしてもらうこと
  • サイト内の情報や構造を正確に読み取ってもらうこと

さらに言えば、必然的にユーザビリティの改善にも繋がる。詳しく確認していこう。

内部リンクの階層がSEO対策には重要

内部リンクを考える際にはリンクの階層が重要だ。Googleは次のように述べている。

Google が関与する限り、このホームページがサイトで最も重要なページとなります。サイト全体がクロールされるようにするには、ホームページ(とすべてのページ)に、サイト上のすべての重要なセクションやページにリンクする適切なサイト ナビゲーション システムを組み込む必要があります。

引用:Search Consoleヘルプ

まず、冒頭でもお伝えした通り、クローラーはリンクを辿ってサイト内を巡回する。つまり、サイト全体がクロールされるためには、トップページから下層ページまでリンクしていることが必要だ。

さらに、トップページ(=ホームページ)がもっとも重要なページであり、リンク階層の浅いページのほうが、より重要なページだと認識されることになる。つまり、トップページから少ないクリックでたどり着けるページが、サイト内で重要度の高いページだという認識だ。

クローラーはURLのディレクトリ階層ではなく、こうしたリンク階層を元にサイト構造を把握していると思われる。内部リンクによるSEO対策には、リンク階層が非常に重要になるということだ。

内部リンクはユーザビリティも改善する

内部リンクを構築することはユーザビリティの改善にも繋がる。どのようにサイト内を行動すればいいのか、求めている情報まで簡単にたどり着くにはどうしたらいいかを明確に示すようにする。

ユーザー自身が頭を使わなくても目的が達成されるにはどうしたらいいかを考えながら対策していくといいだろう。

内部リンクはサイトゴールが明確でないと難しい

内部リンクの難しいところは、「SEO対策」と「ユーザビリティ」を考えたリンク構造が一致しないことがある。

なぜなら、ユーザーが必ずトップページから流入する訳ではないからだ。下層ページから流入した場合と、トップページから流入した場合では、ユーザーの行動は大きく異なるはずだ。

また、コンテンツSEOを行なっている場合、ほとんどが下層ページからの流入になる。ランディングページだけで満足できる設計にするのか、それとも、サイト内を回ってもらうような設計にするのか、トップページへリンクさせるのか、この辺りがサイト立ち上げ時の設計で重要になる。

つまり、サイトのゴールが明確でないと、内部リンクの構築も難しくなるというわけだ。闇雲にコンテンツを投入してしまうと、あとから整理しようとしても難しくなってしまうので注意が必要だ。

内部リンク構築時の4つのポイント

では、実際に内部リンクを構築していくのだが、まずはその時に重要な4つのポイントを確認しよう。

URLの最適化

GoogleはURL構造について、次のように述べている。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。

引用:Search Consoleヘルプ

つまり、どのようなページかを表す単語をパーマリンクに設定するということだ。

さらに、このパーマリンクは英数字にしておこう。日本語で作成してしまった場合、リンクを貼り付けようとすると日本語部分が長文の記号に変換されてしまう。

サイトのリンクをFacebook、Twitter、Instagram、その他のネット媒体に貼り付ける場合、非常に見栄えが悪くなり、ユーザーへ与える印象もよくない。

もちろん、被リンクを受ける場合も同様だ。パーマリンクは英数字で設定しよう。

また、Googleが言っているように、URLをディレクトリ構造にすることはSEO対策にはならない

URL(パーマリンク)は英数字を使い、シンプルでわかりやすものにしよう。

テキストリンクを利用する

内部リンクを構築する際には、画像リンクよりもテキストリンクを利用する。特にグローバルメニューには注意しよう。テキストリンクにしたほうがSEO対策になる。

画像リンクであってもマイナス評価にはならないかもしれないが、SEO対策は小さなところにも手を抜かないようにするべきだ。

アンカーテキストを最適化する

さらに、テキストリンクを作成する場合、アンカーテキストにはリンク先の情報がわかる言葉を利用する。

適切なアンカー テキストがあれば、ユーザーと検索エンジンはリンクされたページの内容を簡単に把握できます。

引用:Search Consoleヘルプ

つまり、「こちらから」「詳細」など抽象的な言葉よりも、リンク先ページのキーワードを含んだ表現にする。

不自然にキーワードを詰め込むとマイナス評価になる可能性もあるため、自然な表現を心がけるようにして、アンカーテキストを作成しよう。もちろん、URLをアンカーテキストにすることは避けた方がいい。

内部リンクの優先度

先にもお伝えした通り、サイト全体をクロールしてもらうためには、ナビゲーションが重要だとGoogleは言っている。同時に次のことにも注意が必要だ。

サイトの重要なコンテンツをデフォルトで表示します。Google はタブや展開するセクションなどのナビゲーション要素内に含まれる非表示の HTML コンテンツをクロールできますが、こうしたコンテンツはユーザーがアクセスしにくいものとみなされ、また、最も重要な情報はページの表示時にデフォルトで閲覧可能となっているものと解釈されます。

引用:Search Consoleヘルプ

例えば、グローバルメニューにはよくドロップダウンメニューが使われている。マウスオーバーするとメニューが開くタイプだ。

しかし、Googleの言葉を借りれば、デフォルトでは表示されていないため重要度が下がる。もちろん、グローバルメニューはスッキリとコンパクトな方がいい。初めからドロップダウンメニューが開いた状態ではユーザビリティがいいとは言えないだろう。

重要なリンクは、トップページに直接貼るように心がけよう。

内部リンクの6つの施策

具体的な内部リンクの施策については、次の6つがあげられる。

追記:内部リンクの理屈はわかっていたが、実装しようとするとどこまでやればいいのか明確なものがなかった。また、そうした内部リンクについて具体的に伝えているところもなかった。

しかし、SEO HACKSさんのこちらのページをみたとき、非常にわかりやすく内部リンクのイメージがスッキリ整理できた。ぜひ参考にしていただきたい。

内部リンクイメージ

出典:SEO HACKS

パンくずリスト

パンくずリストとは、メインコンテンツの上部、もしくは下部にあるリンク構造を示したものだ。これは、クローラーにとってもユーザーにとってもサイトの枠組みを伝える重要なものになる。

WordPressでカテゴリー分けをしているなら、

TOP > 親カテゴリ > 子カテゴリ >(表示ページ)

このようになっているだろう。カテゴリ分けをすれば、自然とリンクの階層構造ができる。逆に言えば、カテゴリ分けはSEO対策にとって重要な役割をもち、適当に設定するものではないということだ。

カテゴリ分けをきちんと行い、次にお伝えするグローバルナビゲーションを設置していれば、トップページから全てのページへクローラーが巡回できる構造になる。

また、パンくずリストを設置することで、各ページから上層ページへリンクが集まっているところは注目すべき点だ。

SEO対策でよく耳にすると思うが、リンクの集まるページ(もしくはサイト)ほど評価されやすい。パンくずリストを設置するだけで、カテゴリページなどの重要ページへリンクを送ることができているということだ。

グローバルナビゲーション

ほとんどのサイトでグローバルナビゲーションは設置されているはずなので、特に難しいことはないかもしれない。

WordPressならカテゴリを設定して、グローバルナビゲーションに表示させれば下層ページまでのリンク構造が出来上がる。

もちろん、ユーザビリティという点においても重要だ。これがなければ、ユーザーはサイト内で情報を集めるのにひどく苦労するだろう。当然、そうしたサイトはすぐに離れてしまう。

ただし、複雑なリンク構造になってしまうようではいけない。ユーザーだけでなくクローラーもサイト内を巡回しづらくなるからだ。

サイト立ち上げ時、もしくはリニューアル時にリンク構造を考えたカテゴリ分けをしておくことが重要になる。闇雲にコンテンツを投入すると、整理しきれなくなるので注意しよう。

HTMLサイトマップ

クロール最適化のためのXMLサイトマップとは別に、ユーザーに向けたHTMLサイトマップを作成する。これは、サイト構造・サイト内ページを一覧にしたものだ。簡単に言えば、このサイトマップから全てのコンテンツにたどり着くことができる(=内部リンクされている。)

ナビゲーション ページは、ウェブサイトの構造を表示するサイト上の簡単なページで、通常は、サイト上のページの階層的なリストで構成されています。訪問者はサイト上のページを見つけられない場合にこのページにアクセスすることがあります。検索エンジンもこのページにアクセスし、サイト上のページのクロール範囲を広げますが、主に人間の訪問者を対象としています。

引用:Search Consoleヘルプ

コンテンツ内からの内部リンク

コンテンツ本文からの内部リンクも重要だ。あるテーマを持ってコンテンツを作成していれば、当然コンテンツ同士の繋がりがあるはずだ。

また、1つのコンテンツ内で全ての情報を網羅しようとするのも難しい。そうした場合、各コンテンツ間を内部リンクさせよう。

ただし、なんでもペタペタ貼ればいいわけではない。サイト全体の構造やユーザーの行動を考えた上で、適切に設置していくべきだ。

例えば、関連する情報が別ページにあったとしよう。しかし、ユーザーはその情報を欲しがっていないかもしれない。ここが内部リンクの難しいところだ。適当に貼りまくってしまうと、リンク構造もぐちゃぐちゃになり、ユーザビリティも悪化、Googleも正確にインデックスできないかもしれない。修正するのも非常に大変だ。

フッター

フッターも内部リンクにとっては重要だ。グローバルナビゲーションではドロップダウンになっているものをテキストリンクで表示したり、会社説明などの自社情報を伝えたりすることが多い。

内部リンクの基本は同じはずなので、重要ページを表示したり、クローラーがサイト内を巡回しやすいように考えて設置するべきだ。

サイドメニュー(ウィジェット)

様々なページを見るとよくわかるが、それぞれサイドメニューの内容は様々だ。最近ではサイドメニューのないワンカラムのページもよく目にするのではないだろうか。

ここも内部リンクになるのだが、SEO対策の観点より、ユーザビリティを考えて内容を決めるといいだろう。それぞれのサイトによって仕様は異なるはずだ。

まとめ:クロール最適化・SEO対策における内部リンクの重要性と6つの施策

SEO対策において内部リンクが重要だることはよく耳にするはずだ。しかし、いざ実装しようとするとどうすればいいのかわかならなくなる。

特に、WordPressでテーマを利用してサイトを作成している場合、ある程度はじめからSEO対策されているため、知識の無いままサイト作成を進めてしまうことも多いのでは無いだろうか。

そのままでもある程度結果はでるだろう。ページ単体でみれば検索上位表示されているかもしれない。

しかし、それだけではコンバージョンに至らないことは往往にしてある。やはり、ユーザーの行動をよく理解して、UXにすぐれたサイト作成が必要だ。そのためには内部リンクの知識、スキルは欠かすことができない。

さて、内部リンクまで理解できれば、クロール最適化はできてきたはずだ。次に取り組むことはインデックス最適化になる。

インデックスとは検索エンジン(Google)のデータベースへの情報の蓄積だ。この情報を元にランキングされる、つまり検索上位表示されるかどうかが決まる。そのため、適切にインデックスされる必要があるのだ。

これは良質なコンテンツを作成する上でも重要なポイントになるため、しっかり確認していこう。

>>インデックス最適化とは?

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