グローバルナビゲーションのSEO効果を実験した結果

SEO対策の柱として、クロール最適化はまず取り組むべき施策だ。その中の1つに、ナビゲーションを設置することで、クローラーがサイトの下層ページまでクロールしやすくなるといものがある。

つまり、サイト内をくまなくクロールすることで、正確なインデックスが期待できるため、検索上位表示にも影響してくるということだ。

そこで、グローバルナビゲーションの効果について実験してみた。

SEO対策の実験内容

今回は、2017年5月より運用開始し、2018年11月までに平均3万PVほどになっているミニサイトを利用した。ちょうどこちらはグローバルナビゲーションを設置していなかったため、その有無による影響を実験してみた。

ちなみに、グローバルナビゲーションはWordPressで使用しているテーマをそのまま利用している。

グローバルナビゲーション設置後のSEO効果

クロール頻度

グローバルナビゲーション設置前

グローバルナビゲーション実験②

グローバルナビゲーション設置1ヶ月後

グローバルナビゲーション実験③

グローバルナビゲーション設置2ヶ月後

グローバルナビゲーション設置2ヶ月後

 

ページ数 ダウンロード容量(KB) ダウンロード時間(ミリ秒)
平均 平均 平均
設置前 866 247 16 32,586 9,411 143 694 347 175
設置後1ヶ月 866 257 18 32,586 9,470 143 638 331 180
設置後2ヶ月 866 236 20 43,371 8,357 143 638 323 178
設置後3ヶ月

グローバルナビゲーション設置後1ヶ月のクロールページ数は平均で10増えている。ダウンロード容量は59KB増え、ダウンロード時間は16ミリ秒短縮した。

クロール数とダウンロード容量が増えたが、ダウンロード時間は短くなった。これは、グローバルナビゲーションの設置によって、クローラーが巡回しやすくなったということだろうか。

Googleアナリティクス

グローバルナビゲーション設置1ヶ月後

グローバルナビゲーション実験

こちらは、グローバルナビゲーション設置後のあるカテゴリページのGAだ。

当然かもしれないが、グローバルナビゲーションの設置により、カテゴリページのPV数は増加、その割合は約5倍にもなった。

ちなみに、こちらのカテゴリページへのオーガニックトラフィックはほぼない状況なので、下層ページを訪れたユーザーがカテゴリページに訪れている。

グローバルナビゲーションの設置だけで5倍もの変化があるということは、それまでのユーザーにとっては非常に利便性の悪いサイトだったといことだ。逆に言えば、メニューを探してサイト内を巡回しようとしているユーザーが多いということでもある。

グローバルナビゲーション設置2ヶ月後

グローバルナビゲーション設置2ヶ月後

2ヶ月後になると、カテゴリページへの流入が半分以下になっていた。先月と比較して、グローバルナビゲーションからカテゴリをクリックされることが減っていると考えられる。

この辺りはユーザーのサイト内遷移を追ってみないとわからないが、カテゴリページをクリックされるページ、されないページ(直帰する、他のリンクをクリックする、ページを閉じるなど)があるのかもしれない。

ただ、直帰率に関しては大きく改善がみられる。これはカテゴリページとしての役割を果たしていると考えられるので良い結果だ。

サイト設計をする際に、カテゴリページから下層ページへの流れは自然に作りやすいので、ユーザビリティの改善や、サイト内巡回頻度の改善に繋がる。

Google Search Console

グローバルナビゲーション設置1ヶ月後

グローバルナビゲーション実験④

こちらも、グローバルナビゲーション設置後のあるカテゴリページのサーチコンソールだ。GAと同じページである。

ご覧の通り、こちらのカテゴリページには、ほぼ自然検索されない状態(検索順位がついていない)ので、データとして利用はできそうにない。

グローバルナビゲーション設置2ヶ月後

グローバルナビゲーション設置2ヶ月後

2ヶ月後でもこのデータを見る限りはあまり有効に使えそうにない。ただ、クエリを見ると設定したキーワードで表示されるようになっていることがわかった。

表示回数も増えてきているので、今後も順位変動をチェックして、グローバルナビゲーションの与えるSEO効果を確認していく。

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