SEO対策に効果的なカテゴリの分け方5つのポイント

SEO対策は、

  • クロール最適化
  • インデックス最適化
  • コンテンツ最適化

この3つに分類できる。簡単に言えば、良質なコンテンツを作成していることを、検索エンジンがサイト内をクロールした時に正確に理解する(インデックスする)ための対策だ。

簡単に言えば、「どんなサイトなのか」と言うことをGoogleにわかりやすく伝えることになる。すると、サイト構造だったり内部リンクが重要になる。

良質な記事と言うのはサイト作成において大前提となるが、それ以外にサイト情報を正確に伝えるための設計が必要になるからだ。

では具体的にどのようにサイト設計をしていくのか?それは、サイトの階層性ユーザビリティの高いリンク構造を叶えるカテゴリ設定

ここでは、WordPressを利用したカテゴリ設定について解説していく。

カテゴリページの階層性とリンク構造はSEO対策に重要

WordPressを利用していれば、カテゴリ機能を利用するだけで、サイト内でわかりやすい階層性を持たせることが可能だ。いわゆるピラミッド構造になる。

また、カテゴリの親子設定を含め、自然とリンク構造も出来上がる。特にパンくずリストを実装すれば(初めから実装されているテーマがほとんどだ)、それだけで上位階層のページ(カテゴリページ)にリンクを送ることができている。

つまり、上手にカテゴリ設定をすることはSEO対策にとって非常に重要なことになる。

逆に、カテゴリが整理されていなかったり、深すぎる階層構造になっているのはSEO対策としてもユーザビリティとしてもよくない。

カテゴリの設定方法

では、具体的にどのようにカテゴリ設定を行えば良いのか確認していこう。

階層性と検索ボリューム

カテゴリ設定でよく言われているのは、階層性と検索ボリュームを比例させることだ。つまり、上位階層のページほど検索ボリュームが多く、下層ページになるほど検索ボリュームが少なくなる構造だ。カテゴリ分けの意味を考えればこれは自然な設定だ。

別の表現をすれば、検索ボリュームに応じたピラミッド構造になっているということだ。ピラミッドの頂点ほど検索ボリュームが多く、末端にいくほど検索ボリュームが少なくなる。

例えば、カテゴリ(カテゴリページ)はビッグキーワードを選定し、その下層ページ、つまり各コンテンツページはスモールキーワードを選定する。

3〜4階層にする

カテゴリ設定をすれば、サイトの階層性とリンク構造が出来上がる。しかし、冒頭でもお伝えした通り、カテゴリがごちゃごやしていたり、階層性が深すぎると逆効果だ。

クローラーも巡回しづらくなるのでSEO対策としてもよくないし、ユーザーが知りたい情報を探すのも大変になってしまうためユーザビリティも悪くなる。これではカテゴリ設定をする意味がなくなってしまう。

そこで、一般的には3〜4階層までに整理できるようなカテゴリ設定が推奨されている。

カテゴリに属するコンテンツが多くなる場合は子カテゴリを考える

カテゴリを決めたら、そこに属するコンテンツ(下層ページ)が何本くらいになるのかも考えよう。

何十本にもなるような場合には、おそらくもう1階層増やす、つまり子カテゴリを設定することができるだろう。

階層性は深くなりすぎてもよくないが、1カテゴリの中に膨大なコンテンツが含まれている状況も整理されているとは言い難い。クローラーにとってもユーザーにとっても利便性はよくないだろう。

1記事1カテゴリにする

WordPressの仕様だと、1ページに複数のカテゴリを割り当てることができるが、1記事1カテゴリがいいだろう。複数設定すると、どのカテゴリに所属しているのかわからなくなる。クローラーにとってもユーザーにとっても混乱を招きかねない。

ただし、厳密にカテゴリ分けが難しい場合もある。そんな時はタグを使ったり、単純に内部リンクさせればいいだろう。

カテゴリ設定をしてからサイト作成を進める

カテゴリ数や階層性を考えると、コンテンツ(下層ページ)を作成する前に、カテゴリ設定を先にした方がスマートだ。

コンテンツを作成してからカテゴリ分けをするのは難しいことが多い。コンテンツ数が少なければ問題ないかもしれないが、多くなるほどうまく分類できなくなったり、カテゴリが重複してしまう。

そのため、理想はカテゴリ設定をしてからサイト作成を進めることだ。つまり、カテゴリ設定とはサイト設計のことになる。

カテゴリ設定・カテゴリページのSEO効果

基本的なカテゴリ設定は、ここまでお伝えした方法で構わないが、やはり気になるのがSEO効果だ。

カテゴリページでビックキーワード(ミドルキーワード)は取れるのか?

まずカテゴリについて調べたり、勉強している方はこんなことをよく聞くと思う。

ビックキーワード(もしくはミドルキーワード)はカテゴリページで上げる

ビックキーワードやミドルキーワードを単一記事で検索上位に表示させるのは簡単なことではないのはご存知の通りだ。

しかし、カテゴリ設定を使えば、カテゴリページでビックキーワード(ミドルキーワード)が取れるようになるとよく言われている。

リンクが集まるページは高く評価されると言う理屈

なぜなら、SEO対策には、「リンクの集まるページは高く評価される」と言う定説があるからだ。カテゴリページは下層ページからのリンクが集まっているため高く評価され、ビックキーワード(ミドルキーワード)が取れるようになると言う理屈だ。

理屈的には納得できる。ただ、実際にその通りになることは少ない印象がある。(もしかしたら昔はそれでよかったのかもしれない)

実際に検索してみればわかるが、カテゴリページが検索結果に出てきた経験はほとんどない。あるとすれば、食べログのようなポータルサイトではないだろうか。

この理屈を説明しているサイトでもカテゴリページでビックキーワドは取れていない

こうした理屈を説明している知名度の高いSEO会社のサイトを数社調べてみたが、ビックキーワードでカテゴリページが上位表示されていなかった。

調べた2サイトの結果は以下の通りだ。検索ボリュームが1,000以上のキーワードを抜き出した。ビックキーワードとは言えないかもしれないが、あくまで指標だ。

また、下の表には詳細なカテゴリ名やURL、キーワード(検索クエリ)は省略している。各カテゴリページごとのある検索キーワードに対する検索ボリューム、検索順位として見ていただければいいだろう。

カテゴリ 検索ボリューム 順位
親カテゴリ① 1,000 16
子カテゴリ①−1
子カテゴリ①-2
子カテゴリ①-3
親カテゴリ②
23,000 9
10,000 9
5,300 4
4,800 15
4,700 4
2,500 13
1,200 9
子カテゴリ②-1
子カテゴリ②-2
子カテゴリ②-3
子カテゴリ②-4
子カテゴリ②-5
親カテゴリ③
子カテゴリ③-1
子カテゴリ③-2 29,000 17
親カテゴリ④
子カテゴリ④-1 2,000 10
親カテゴリ⑤

親カテゴリ②に関しては、ビックキーワードでも1ページ目まできているが、最高でも4位までだ。

もう1つのサイトは、カテゴリページではほぼ検索結果に表示されていなかった。(「社名+カテゴリキーワード」では上位表示されていたが、ビックキーワードでもないし、記事単体の効果ではなく、ブランディングによる知名度が影響していた。)

ちなみに、どちらのサイトも、ロングテールキーワードでは数多く1位を獲得しているサイトだ。

”カテゴリページ”でビックキーワードは取れない

ご覧いただいたように2社を調べただけであり、正確な検証では無いことはもちろん承知している。しかし、日頃のリサーチや個人的に利用した時の検索結果でもカテゴリページが表示されて経験はごくわずかだ。

やはり、下層ページがカテゴリページの評価を押し上げ、カテゴリページの検索順位を上げると期待しすぎるのは危険だろう。

やはり、ビックキーワードで上位表示させることは簡単ではなさそうだ。

また、そもそもビックキーワードで上位表示させる必要があるのかどうかは、じっくり考えていただきたい。(クローラーやユーザーのことを考えれば、カテゴリ分けは必要だと考えているが、カテゴリページでビックキーワードを上げる、と言う一般論は簡単には通用しないようだ。)

まとめ:カテゴリ分けの方法とSEO効果

いかがだっただろうか。カテゴリ分けはクロール最適化や内部リンク対策としても重要な役割を果たす重要なSEO対策になる。

サイト立ち上げやリニューアルの際には、事前にサイト構造とカテゴリ分けをするようしよう。

コンテンツが溜まってからカテゴリ分けすることも可能だが、立ち上げ前にサイト設計するよりも手間もかかるし綺麗に分類できないことも多い。カテゴリ分けをすることで、逆にサイト内がごちゃごちゃしてしまうかもしれない。

サイト設計段階でカテゴリ分けをしておくようにしよう。

また、各カテゴリの下層ページが上位ページ(カテゴリページ)の評価を押し上げ、検索上位表示に繋がると言われるが、現実的には難しいようだ。

下層ページで高評価を受けていたからといって、ビックキーワドを設定したカテゴリページが簡単に上位表示されることはないので、間違って認識しないようにしてほしい。

 

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